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茨城・笠間のクリをブランド化 加工や企画会社が新会社

茨城県内のクリ加工会社や食品企画・販売会社などが特産品であるクリのブランド化に乗り出す。共同で新会社として和栗や(茨城県笠間市)を設立し、クリペースト使った菓子やアイスなどを開発販売する。来年中には笠間市に旗艦店となる小売店舗も設けたい考えで、全国一の生産量を誇る茨城県のクリの知名度や価値を高めたい考えだ。

和栗やはクリ加工販売の小田喜商店(笠間市)や食品の企画・販売を手掛ける井坂(茨城県東海村)などの関係者5人が出資して設立した。資本金は100万円で、社長には井坂の井坂文明氏が就いた。

「栗薫」(くりかおる)を中核の商品ブランドと位置付け、関連商品の開発・販売を進める。第1弾としてアイスの販売を開始。小田喜商店が開発したクリのペーストを使った菓子を来年1月からカタログ通販を通じて発売する。常磐自動車道のサービスエリアではクリを使ったソフトクリームを同ブランドで販売する予定だ。

さらに、笠間市内の人気洋菓子店が開発するクリを使ったマカロンやタルトなども「栗薫」ブランドなどで販売する。インターネットや通販などを通じて販売することでクリが好きな顧客をリスト化し、リピーターの獲得につなげる。来年には笠間市の岩間地区に本店も設ける計画で、観光客などへもアピールする。

茨城県は笠間市などでクリの栽培が盛んで、生産量は全国一。しかし、クリ菓子がブランド化している岐阜県や長野県に比べると知名度は低い。「クリ菓子の専門店が無いことが知名度が無い大きな原因」(小田喜商店の小田喜保彦社長)と見ており、「クリそのもののおいしさを提供する商品を売ることでブランドを定着させたい」としている。

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