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福島で工場新増設相次ぐ 東北・新潟の設備投資、13年度15%増

日本政策投資銀行東北支店が5日発表した2013年度の設備投資計画調査によると、東北と新潟の7県への投資額は、前年度比15%増の4861億円となった。東日本大震災からの復旧関連は一段落したが、企業立地補助金が手厚い福島県で工場の新増設が相次ぐ。業種別では自動車部品や再生可能エネルギーへの投資が目立つ。

福島県への製造業の設備投資額は前年度比32%増の731億円で、7県の3割を占める。投資額の最大4分の3を補助する「ふくしま産業復興企業立地補助金」が呼び水となっており、県によるとこれまでに363件の補助が決定し、補助予定額は1912億円に上る。

クレハは今年度、いわき事業所(福島県いわき市)に約140億円を投じる。3月に家庭用ラップの原料となる樹脂製品の新工場に本格着工。来秋以降に稼働させる。IHIは相馬工場に今年度から3年間で100億円超を投資。エアバスの最新鋭機のエンジン部品を生産するため、チタン部品や炭素繊維複合材の加工ラインを新設する。

業種別では自動車関連の投資が前年度比24%増の209億円と伸びる。

昨年のトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)発足が追い風だ。デンソー東日本(福島県田村市)は約87億円を投じて工場面積を3倍にし、エンジンを冷却する装置を製造する。同じくトヨタ系のシロキ工業は7月、宮城県大衡村に新会社を設立。窓の開閉に使う部品とシート部品の最終工程を愛知県から移管する。投資額は2億円強。

非製造業では、再生エネルギー関連が伸びる。今回の調査結果に電力大手の投資額は含まれていないとみられるが、電力関連の投資額は572億円で前年度と比べ9割増える。北東北への投資が目立ち、ユーラスエナジーホールディングス(東京・港)は青森県六ケ所村に総事業費490億円のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。

仙台近郊では商業施設の新設も多い。食品スーパーのヨークベニマル(福島県郡山市)は今年度、約130億円を投じ、14店を開設する。うち6店は宮城県内で、集中出店することで物流や販促を効率化する。

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