2019年2月19日(火)

千葉・香取に農業観光施設 和郷、キャンプ場や果樹園など

2010/8/6付
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野菜の加工・卸などを手掛ける和郷(千葉県香取市、木内博一社長)は香取市内に貸農園やキャンプ場などを備えた農業のテーマパークを開業する。敷地は約10ヘクタール。まず9月に法人向けと一部個人向けに貸農園の第1期募集を始める。2013年3月末までにキャンプ場や宿泊施設、果樹園なども整備する。すでに温泉施設もあり、農園を核にした複合観光施設は全国的にも珍しい。

開業するのは「THE FARM AGRIZM PARK CHIBA KATORI(ザ・ファーム アグリズムパークチバカトリ)」。

東京ドーム2個分にあたる敷地に設ける貸農園は個人向けに約500区画(完成時)、法人向けに4区画を予定する。個人向けは16.5平方メートルと33平方メートルの2つのタイプで、それぞれ月額7000円、1万3000円で提供する。法人向けは約1000平方メートルで年間200万円。

価格には農地の使用料だけでなく耕作指導や作物の管理費用なども含む。農業指導や日常の管理は、グループの農事組合法人「和郷園」のスタッフが手掛ける。利用者は大根やニンジンなど季節に合わせて栽培できる。収穫した野菜を自宅などへ送る配送スペースも設ける。

9月からまず法人と個人を募集する。個人は当初、和郷とタイアップした貸農園付き新築マンションの顧客向けに始め、今後一般からの募集も受け付ける。

今後、ロッジ型の宿泊施設15棟を併設するほか、レストラン、加工・直売所、キャンプ場、果樹園などを順次整備する。すでに営業を始めた温泉施設「かりんの湯」もザ・ファーム内の施設に位置付ける。

施設の敷地は借地で、一部には耕作放棄地も含む。和郷は「耕作放棄地の活用モデルも構築したい」としている。

東関東自動車道や東総有料道路などからほど近く、高速バス路線もあるため東京や神奈川など首都圏全般からの集客が見込める。総事業費は約4億円。事業資金の一部の融資や取引先企業への会員募集の呼びかけなどで千葉銀行が支援する。

和郷は和郷園などとグループを形成し、野菜などの加工や卸、新規事業を手掛ける。和郷グループ全体の2010年6月期の売上高は約50億円。

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