2018年11月14日(水)

山梨県立大発のVB企業、「甲斐絹」で名刺入れ

2012/3/6付
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山梨県立大学(甲府市、伊藤洋学長)発のベンチャー企業、合同会社飯田甲斐絹(かいき)堂は山梨県東部の伝統絹織物「甲斐絹」を素材にした名刺入れを開発した。織物業者や山梨県など産官学で取り組んだ商品で、500個を製造。16日の同大学の卒業式で記念品として卒業生に配るほか、県内の文房具店で販売する。伝統織物の高い技術力を発信する。

名刺入れは紫とダイダイ色を基調にした2種類。それぞれの表地は縦糸をしま模様に織り、横糸を1色で織り上げた。裏地は見る角度によって様々な色調に変化して見えるように織った。県東部の織物業者が機織りを担当。合同会社飯田甲斐絹堂の社員である県立大の学生が県などと企画し、和物の工房が仕上げた。

2種類で計500個製造し、16日の県立大卒業式で290人の卒業生に配る。残る210個は県内の文房具店で販売。価格は1個3000円。手づくりのため大量生産は難しいが、売れ行きが好調な場合は増産する。

甲斐絹は400年前にオランダ南蛮船から甲州にもたらされた絹が「加伊岐」「海気」と称されたため明治以降、その呼称を甲斐絹に当てはめたのが由来とされる。県立大の学生はきめ細かい織物技術を県内でもっと知ってもらいたいという狙いで、商品化されていない甲斐絹の名刺入れを企画したという。

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