岩手銀、「座敷わらしの宿」再建支援 二戸市と連携協定

2014/7/4付
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岩手銀行は4日、岩手県二戸市と地域活性化にむけた連携協定を締結した。第1弾として二戸市金田一温泉の旅館「緑風荘」の再建を支援する。緑風荘は「座敷わらしに会える宿」として3年先まで予約で埋まるほどの人気だったが、2009年の火災で全焼した。同行が仲介した小口ファンド運営会社の下で5200万円を集め、来年秋の営業再開を目指す。

緑風荘を経営していた座敷わらし(二戸市)は1口3万円のファンドを1734口募集する。ファンドはミュージックセキュリティーズが組成する。この資金を含め計3億円で旅館を再建する。来週にもファンド募集を始め、早ければ年内着工・来秋開業を目指す。

新旅館は延べ床面積約千平方メートルの木造一部2階建て。座敷わらしに会えると人気の「槐(えんじゅ)の間」がある母屋や10室に最大60人泊まれる宿泊棟などからなる。

緑風荘は江戸時代に建てられた南部曲がり屋を母屋とし、約60年前に創業した温泉旅館。南北朝時代、南朝の後醍醐天皇に仕えていた先祖が逃げ延びる途中、子供が「末代まで家を守る」と言って亡くなった。この子が奥座敷「槐の間」に現れるとされ、見た人は幸運になれると人気だった。

6月に同行頭取となった田口幸雄氏は二戸市出身で、藤原淳二戸市長は地元の福岡高校の1年先輩。同行が自治体と1対1で提携するのは初めてで「これをモデルに(他市町村にも)広げたい」(田口頭取)という。

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