東北の首長、再生の加速誓う 経営者らは改革へ決意表明

2013/1/5付
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東北の多くの自治体や企業が4日、2013年の仕事始めを迎えた。今年の干支(えと)である蛇は再生を象徴するといわれる。東北のリーダーたちは年頭所感で「東北再生の加速」を誓った。

宮城県の村井嘉浩知事は職員に「平穏な日常を取り戻したいという被災者の期待に応えられるように全力で取り組もう」と呼び掛けた。記者会見では今年を表す言葉を「興起(好機)到来」と表明。「立ち上がった状態から勢いを増していく年にしたい」と述べた。

福島県の佐藤雄平知事は「どんな障害にぶつかっても目標に到達する年にしたい」と、原発事故対策や観光振興への決意を述べた。岩手県の達増拓也知事は久慈市で「今年を『基盤復興推進年』と位置付け、復興を加速させたい」と訓示。昨年に電子機械産業の不振に見舞われた秋田県の佐竹敬久知事は「中小企業に光を当て、ブランド育成や産業振興に全力を尽くしたい」と述べた。

経営者からは改革への決意表明が相次いだ。東北電力の海輪誠社長は社員に「今年は足元を固めつつ、企業革新を進める年になる」と挨拶。値上げへの理解を得るために「聖域を設けずに効率化を進める」と、コスト削減への協力を求めた。

七十七銀行の氏家照彦頭取は「復興へ歩みだした地域経済を力強く後押ししなければならない」と強調した。東邦銀行の北村清士頭取は「あらゆる分野で果敢に前に進み、挑戦する年にしなければならない」と行員を激励。秋田銀行の藤原清悦頭取は「新たな気持ちで生まれ変わり、攻めと守りの両輪を力強く回転させよう」と述べた。

百貨店の藤崎(仙台市)の藤崎三郎助社長は「震災から復活し、積極的に攻めに出るチャンスの年」と位置付け「顧客の動きを常にみる必要がある」と気を引き締める。

今年は宮城県と秋田県でJRグループの大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」がある。ホテルメトロポリタン仙台(同)の紺野純一総支配人は「DCを契機に東北を元気にしたい」と語った。

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