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関西広域連合が初会合 国の権限委譲求め対策委

初代連合長に井戸敏三・兵庫県知事

府県境を越えた全国初の広域行政組織「関西広域連合」が4日、本格的に活動を始めた。参加7府県の知事らで構成する広域連合委員会は同日、初会合を大阪市内で開催。広域連合を代表する連合長に兵庫県の井戸敏三知事を選んだ。地方出先機関の権限移譲の受け皿を目指し、国出先機関対策委員会を設置、地方分権を国に求める。

府県境をまたぐ広域行政組織の設置を模索する動きは九州、関東などにもある。先陣を切って発足した関西広域連合の成否は地方分権の試金石となりそうだ。

広域連合は総務相の許可で1日付で発足。滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山の5府県と鳥取、徳島の2県で始動した。奈良県は当面参加しない。本部を大阪市内に置き、産業や観光振興など7分野に共同で取り組む。

連合長に就任した井戸知事は「地方分権の突破口になりたい」とあいさつ。国出先機関対策委員会の委員長に大阪府の橋下徹知事を指名した。政府の地域主権戦略会議のメンバーでもある橋下知事は「国と広域連合の協議の場を持ちたい」と提案。権限を移す際の具体的な課題を協議し、独自のアクションプランを作る方針も明らかにした。

7府県は厚生労働省のハローワーク(公共職業安定所)、国土交通省の近畿地方整備局、経済産業省の近畿経済産業局などを対象に権限、財源、職員の一括受け入れ方針を確認済み。今後、同対策委を中心に取り組む。

7府県は広域行政のテーマとして、防災、観光・文化振興、産業振興、医療、環境保全、資格試験・免許、職員研修の7分野を扱う。鳥取県を除く6府県に分野別の事務局を置く。

関西以外の2県は分野を限った部分参加。鳥取県は観光、医療の2分野で、徳島県は資格試験・免許を除く6分野で他府県と協力する。

徳島県は広域医療を担当。例えば救急専門医らを乗せて現場に駆けつけるドクターヘリは、兵庫県豊岡市と大阪府吹田市にある2拠点を起点に広域での運用を検討する。6日付で県医療健康総局の16人が広域連合の役職を兼務する。

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