2019年2月19日(火)

後発医薬品卸の埼京東和、医薬品の製造販売参入

2012/4/3付
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後発医薬品卸の埼京東和薬品(さいたま市、関勝社長)は医薬品の製造販売事業に参入した。子会社を設立し、4月から全国のドラッグストア向けにビタミン剤といった一般用医薬品(大衆薬)などの販売を始めた。2013年3月期の子会社の売上高は5億円を見込み、15年3月期には15億円まで伸ばしたい考え。高齢化の進展で伸びる大衆薬市場を取り込み、業容拡大を目指す。

医薬品の製造販売会社、サイキョウ・ファーマ(東京・江東、関祐一社長)を設立し、3月1日付で東京都から医薬品の製造販売業の許可を受けた。資本金は3000万円。埼京東和と関勝社長が50%ずつ出資した。7億円を投じ、分析室といった検査設備などを備えた。医薬品卸の会社が製造事業に参入するのは珍しいという。

都内の医薬品商社から医薬品製造販売事業部門の事業譲渡を受け、開発担当者を7人雇用した。初年度は10人程度の体制で始め2年目をめどに15人体制に拡充する計画。

販売するのは一般用医薬品。ドリンク剤やビタミン剤などを全国のドラッグストアに販売する。当初は30社の1500店程度に販売する計画。「1年後には50社、3000店での販売を目指す」(埼京東和の関勝社長)という。

製造は海外を中心に国内外で提携する製薬会社の工場に委託する。薬事法によって国内で販売する医薬品は、厚生労働省や都道府県の許可や認定を受けた工場でなければ製造できない。

サイキョウ・ファーマは厚労省から医薬品を製造できるとの認定を受けている台湾や韓国など6カ国・地域の工場と提携。国内で製造した場合と比べて「コストは3割程度抑えられる」(関勝社長)とみている。

埼京東和は埼玉県内の医療機関に医師が処方する医療用医薬品を卸している。高齢化の進展でビタミン剤などの需要が伸びるとみており、一般医薬品の製造・販売事業に参入した。県内のグループ企業全体の売上高(12年3月期)は前の期に比べて7%増の約90億円だったもよう。

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