2019年2月22日(金)

千葉興銀、公的資金を完済へ

2013/7/1付
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千葉興業銀行は1日、政府から注入された公的資金600億円を4日付で一括返済すると発表した。2000年の公的資金注入以降、返済原資を確保しようと新店舗の開設といった投資を手控えてきた。完済後は店舗網や営業体制を見直し、経営基盤の強化を図る。

整理回収機構に発行した優先株1715万株すべてを買い入れ消却する。額面の3500円に4月1日から7月4日分に相当する配当金を上乗せし、602億円で取得する。

同行はバブル経済の崩壊で業績が悪化し、政府から公的資金の注入を受けた。返済原資を確保するため、普通株への無配当を続け利益剰余金を積み上げる一方、人件費を抑制。千葉銀行や京葉銀行が新店舗の開設を続ける中、店舗網の拡大も手控えてきた。

当初は利益剰余金だけで返済する予定だったが、リーマン・ショックの影響で計画の変更を迫られた。1月に取引先を引受先とする320億円分の優先株を発行し、返済原資を調達。完済にメドをつけた。

5月に発表した14年3月期から3カ年の中期経営計画では店舗網の再構築や営業体制の見直しを明記した。ただ、県内の金融機関の競合は激しさを増している。成長図通りの道筋を歩み、早期の復配を実現できるか。公的資金完済後の道のりも平たんではない。

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