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ヒラメ、冬眠状態で輸送 八戸水産高

青森県特産の天然ヒラメを疑似冬眠させ、水の無い状態で輸送する方法を県立八戸水産高校(青森県八戸市)の生徒らが考案した。鮮度を保ちながら輸送費を低減できる。特許取得の権利を譲り受けた県産業技術センター・食品総合研究所(同)が特許出願した。

冬眠状態にしたヒラメを無水輸送する

約2年間の研究で、本来冬眠しないヒラメはある特定の水温で冬眠状態に入り、さらに低温の海水に数時間入れておくと目を覚まさずに最長52時間生存することを確認。海水から取り出し、ヒラメが皮膚呼吸で生きたままの状態で発泡スチロール製の箱に入れる。宅配便で東京へ無水状態で送った実験では8割以上の生存率だった。

食品総合研究所が鮮度やうま味成分(イノシン酸)を分析したところ、水槽で運んだ活魚よりも鮮度やうま味が上回っていたという。大量の海水を水槽に入れてヒラメを長距離運ぶ方法よりも費用が安く、首都圏などの市場に出荷しやすくなる。

青森県の天然ヒラメの漁獲量は年間約1千トンと全国屈指の多さ。研究を指導した八戸水産高の工藤大典教諭は「県の魚であるヒラメの価値を落とさずに遠くに運べるようになればさらに需要拡大につながる」と話す。

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