羽田空港の国際線拡大、欧州・東南アジア便が就航
羽田空港の国際線発着枠が30日、年6万回から9万回に増え、ロンドンやパリに向かう昼間の便や、ベトナムやフィリピンに向かう便などが新たに就航した。今後は中東・カタールのドーハやカナダのトロントに向かう便も就航予定で、羽田発着の国際線は7月までに17の国と地域の25都市に広がる見込みだ。
運営会社である東京国際空港ターミナル(東京・大田)の桜井正志社長は30日の式典で「(羽田は)成田空港とともに首都圏の空の玄関口の一翼を担う規模になっている」と指摘。国際線の発着枠の拡大で「今後ますますその位置付けは高まる」と期待感を示した。
日本航空に比べ発着枠を優先的に配分された全日本空輸の篠辺修社長は「記念すべき日を迎えて感慨深いものがある」とコメント。一方、日航の植木義晴社長は「競争が旅客の利便性につながる。しっかりと勝ち残っていけるよう頑張りたい」と語った。
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