ANA70機まとめ買い 1.7兆円、大幅値引き狙う

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2014/3/27付
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ANAホールディングスは27日、2016~27年度にかけて米ボーイングと欧州エアバスから航空機5機種、計70機を購入すると発表した。定価だと購入額は約1兆7000億円と、同社としては発注機数、金額とも過去最大となる。約10年分「まとめ買い」することで大幅な値引きを実現。燃費性能に優れる最新鋭機の導入で燃油費も年100億円削減する。

ANAホールディングスの伊東社長は大規模な機材購入を発表した(27日午後、東京都港区)

ANAホールディングスの伊東社長は大規模な機材購入を発表した(27日午後、東京都港区)

ANAHDはこれまで50機の「ボーイング787」を契約した04年の発注が過去最大だった。発注を決めた70機の実際の購入額は明らかにしていないが、同日記者会見した伊東信一郎社長は「我々としてはいい結果が得られた」と強調。業界平均で定価から4割とされる割引率を上回る値引きを引き出したもようだ。

最新鋭機の導入は運航コストを引き下げるのが狙い。今回発注を決めたボーイングの次世代機「B777-9X」は現行の777シリーズよりも一回り大きく、燃費効率は2割以上改善できる。エアバスの小型機も現行機より航続距離が長く、運航効率が高い。導入する70機のうち約40機を老朽機材の更新に充てる。

円安に伴ってドル建てで購入する燃油費は上昇しており、ANAHDの13年度の燃油費は前年度比2割増の約3600億円を見込む。今回の70機の導入が終われば、年間100億円の燃油費削減効果が見込めるという。

70機の内訳はボーイングが40機、エアバスが30機。両社が受注を争っていた次世代の大型機は、B777-9Xを選んだ。日本航空が発注したエアバスの「A350」と比べたが、「経済合理性やいま持っている機種との整合性などで決めた」(伊東社長)という。

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