雪国まいたけが27日に開いた株主総会で、創業者一族が取締役選任について現経営陣である星名光男社長ら7人に代えて、ホンダ元専務取締役の鈴木克郎氏など6人を取締役に選任する修正動議を出し、賛成多数で可決した。新たに会長兼社長に鈴木氏が就任した。また会社側の出した監査役選任の議案なども修正動議が可決された。
過去の不適切な会計処理の問題で創業者で大株主の大平喜信氏が社長を退いた後、同社は東京証券取引所に提出した改善報告書の中で「創業家兼大株主の影響を受けないようにする」との方針を示していたが、株主総会でそれがひっくり返された格好だ。
東証は今回の件について「今は状況や経緯を確認しているところ。そのうえで改めて対応を考える」としている。