日産やホンダの海外生産が過去最高 13年度

2014/4/23付
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国内乗用車8社の2013年度の生産実績が23日まとまった。北米やアジアでの販売好調を追い風に日産自動車やホンダなど4社の海外生産が過去最高を記録した。8社合計では前の年度比6.9%増の1636万5232台。一方、国内生産は消費増税前の駆け込み需要はあったが、3.6%増(937万9989台)にとどまった。反動減が想定される14年度以降、海外シフトが一段と加速しそうだ。

海外生産が過去最高となったのは、トヨタ自動車、日産、ホンダ、ダイハツ工業(マレーシア子会社を除く)の4社。

日産は北米で新型の「ローグ」の生産を開始したほか、メキシコ新工場の立ち上げで海外生産は9.4%増と伸びが目立った。ホンダもインドやインドネシアで低価格帯の新車を相次ぎ投入したことで9%増えた。

国内は増税前の駆け込み需要が旺盛で、とくにハイブリッド車や軽自動車など低燃費の車に人気が集まった。日産と共同開発した軽を生産する三菱自動車の国内生産は31.5%増加した。軽に力を入れるホンダも「N-WGN」の投入効果で6.9%増えた。

一方、14年度は一転して増税後の反動減が予想される。国内工場からの輸出も減少傾向にある。トヨタは「300万台」、日産は「100万台」という競争力を確保するうえで必要な国内生産のメドを維持できるかが焦点となる。

海外生産では日本勢が得意とするタイ市場がエコカー補助制度終了後の反動減に加え、反政府デモの影響も出ていることが懸念材料だ。尖閣諸島問題以降、苦戦していた中国販売の巻き返しなどで補えるか注目される。

2013年度の乗用車8社の生産、販売、輸出実績
国内生産海外生産輸出国内販売
トヨタ3,377,598(0.3)5,568,475(7.2)1,854,651(▲3.6)1,648,234(2.2)
日産1,000,190(▲5.7)4,077,891(9.4)546,654(▲10.2)719,023(11.1)
ホンダ936,879(6.9)3,466,193(9.0)97,311(▲40.4)848,379(18.4)
スズキ997,916(▲4.4)1,858,933(1.3)152,570(▲18.1)728,112(8.4)
三菱自637,079(31.5)631,894(▲0.8)346,047(0.8)143,211(6.9)
マツダ972,533(10.6)296,763(▲7.5)790,800(12.6)243,595(12.6)
ダイハツ807,883(6.7)301,572(34.5)8,004(5.8)701,397(7.0)
富士重649,911(11.5)163,511(▲9.8)499,194(30.2)186,845(10.4)
8社合計9,379,989(3.6)16,365,232(6.9)4,295,231(▲0.5)5,218,796(8.2)

(単位は台。カッコ内は前年度比増減率%、▲は減)

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