ブックオフと組むヤフー 「CtoC」実店舗も巻き込む (藤元健太郎)

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2014/5/23 7:00
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また、これまでブックオフで100円で売られていた古いゲームがヤフオク上では7万円で売れたり、100円のスウェーデン語関連本が7000円で販売されたケースなどがあった。こうした価格差をもうけにつなげる「せどり」という商売が存在する。今回の提携で一番衝撃を受けたのは、せどりで稼いでいた人たちかもしれない。

 ふじもと・けんたろう 電気通信大情報理工卒。野村総合研究所を経て99年にフロントライン・ドット・ジェーピーを設立し社長。02年から現職

ふじもと・けんたろう 電気通信大情報理工卒。野村総合研究所を経て99年にフロントライン・ドット・ジェーピーを設立し社長。02年から現職

ただ、人によって価値が違うものを同じ工業製品として重さで一律の値段で扱うしかなかったブックオフの取引手法にも課題があった。ネットオークションは、本当に価値を感じている人に、適正な価格で供給するプラットフォームでもある。

ここへきてGREEもコメ兵と業務提携し「ウットク」という新サービスを始めると表明。自分の不要な品を適正価格で販売できれば、新しい商品を買う原資になる。購買意欲を高めて消費の拡大にも貢献できる。

誰がどのような商品を保有して、使っているか否かの情報を社会全体が共有することで、再利用のほかレンタルや共同所有なども可能となり、ビジネスモデルの幅が広がる。商品やサービスを提供する側にとっても、新商品を市場投入する際に販売モデルの選択肢が広がる効果も生む。

中古品の売買情報をしっかりと捕捉できれば、著作権料の計算も可能になり、アフターサービスに特典を付けるなどの新ビジネスモデルを構築できる可能性さえ見えてくる。(D4DR社長)

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