2019年6月19日(水)

ブックオフと組むヤフー 「CtoC」実店舗も巻き込む (藤元健太郎)

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2014/5/23 7:00
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ネットオークションを中心とする個人間取引の「C2C(コンシューマー・トゥ・コンシューマー)」ビジネスは、インターネットの草創期から成長してきた、いわばネットと相性の良いビジネスだ。ここ数年は通常のネット通販に押されていた感があったが、スマートフォン(スマホ)の普及が本格化した昨年ごろから個人の利用者が再び拡大し、新しい成長ステージに入りつつある。

ヤフーはブックオフと組み個人取引の裾野を広げる(4月24日、提携会見で握手するヤフーの宮坂学社長(右)とブックオフの松下展千社長)

ヤフーはブックオフと組み個人取引の裾野を広げる(4月24日、提携会見で握手するヤフーの宮坂学社長(右)とブックオフの松下展千社長)

特にスマホのフリーマーケット(フリマ)アプリは参入が相次ぎ、盛り上がりを見せている。2013年夏にサービスを開始したメルカリ(東京・港)。スマホのカメラで商品を撮影するだけで簡単に出品できる点が受け、急速に登録商品が増えた。テレビCMも始めるなど勢いがある。

無料通話・チャットアプリのLINE(東京・渋谷)も今年、「LINEモール」を始めた。交流サイト(SNS)の強みを生かし、個人が簡単に出品して友人同士での売り買いを活性化させ、C2Cの拡大を狙う。

日本最大のネットオークションサイト「ヤフオク!」を持つヤフーもこの流れに反応した。4月下旬、ブックオフとの資本・業務提携を発表。C2Cビジネスを全国約1000店を持つブックオフの店舗に人を呼び込むO2O(オンライン・トゥ・オフライン)へと近づける試みが始まった。

ブックオフは従来、古本を仕入れた店舗が、その本をそのまま販売することが多かった。だが、例えば福岡の人が求める本が札幌の店舗にあっても、それを購入することはできなかった。

しかし、ヤフオクを活用することで全国の在庫データベースが統合できて地域を越えて古本を流通させられる。出品数はこれまでの200万冊から一気に1000万冊に膨らんでいく見通しだ。

一方、ヤフー側もヤフオクで詐欺事件などが相次ぎ、出品審査を厳格化したため手間がかかるようになっていた。だがブックオフの店頭で買い取りしてもらうことが可能になり、古本以外のブランド品なども簡単に処分できるようになる。

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