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欧州委、NTNなどに制裁金 ベアリングでカルテル

【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、自動車向けのベアリング(軸受け)で、日本企業4社と欧州企業2社の計6社が2004年から7年以上にわたって欧州内でカルテル行為を実施したとして、うち5社に約9億5300万ユーロ(約1340億円)の制裁金を科したと発表した。

日本企業に対する制裁金はNTNへの約2億100万ユーロ、日本精工への約6200万ユーロ、不二越への約400万ユーロ。ジェイテクトはカルテル行為を実施したが、欧州委に情報を提供したことなどから制裁金は全額免除された。

欧州企業ではドイツのシェフラーに約3億7000万ユーロ、スウェーデンのSKFに約3億1500万ユーロの制裁金を科した。欧州委によると、EUの自動車向けベアリング市場は少なくとも年間20億ユーロの規模があるという。

NTNは「事実関係を確認中」と説明。ただ2013年10~12月期決算で損失引当金270億円を計上済みで、業績への影響はほとんどないとみられる。日本精工も同様に引当金100億円を計上済み。「事態を厳粛に受け止め、一層の法令順守の徹底に努める」とコメントした。

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