育て和製ザッカーバーグ 子どもにプログラム伝授 (藤元健太郎)

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2014/7/18 7:00
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石戸奈々子CANVAS代表(理事長)は「パートナーになった東京都品川区立京陽小学校は、全校児童約350人にラズベリーパイを贈り、国語、算数、理科などの教科授業でプログラム学習の導入が決まった」と語る。ITは教育そのものを変えようとしている。

ふじもと・けんたろう 電気通信大情報理工卒。野村総合研究所を経て99年にフロントライン・ドット・ジェーピーを設立し社長。02年から現職

ふじもと・けんたろう 電気通信大情報理工卒。野村総合研究所を経て99年にフロントライン・ドット・ジェーピーを設立し社長。02年から現職

今や意欲さえあれば世界のどこにいてもネットワーク経由で学習できる時代だ。米MITやハーバードなど世界の一流大学もオンライン講座「MOOCs(ムークス)」を無償で公開し始めた。

インドには政府の教育補助を使えば1600円程度で購入できるタブレット端末もある。現在、「反転授業」と呼ばれる授業スタイルに注目が集まるが、これは事前に自宅などで端末を使い知識を取得しておき、学校ではその内容について学生が互いに議論する双方向の学習法だ。

佐賀県武雄市はタブレット端末を生徒に配り、この反転授業を試行的に採用し始めている。今後は先生の役割も、単に知識を教える人から、考え方や議論をより深めて活性化させるファシリテーターとしてのスキルが重要になるに違いない。

仮想現実(VR)なども普及すれば、様々なことを疑似体験できるスタイルの学習も増えるだろう。新しい時代に対応できる子供たちを育てることは日本の未来にとって最も重要なIT戦略と考えねばならない。近い将来、フェイスブックを創業したマーク・ザッカーバーグ氏のような構想力のあるプログラマーを生み出すためにも。

(D4DR社長)

[日経MJ2014年7月18日付]

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