2019年3月19日(火)

イオン、格安スマホ発売 3割の店舗で予約分完売

2014/4/4付
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イオンは4日、全国の総合スーパー約170店で格安のスマートフォン(スマホ)を発売した。端末と通信サービスのセットで月2980円(税抜き)と、大手携帯電話会社の半額以下。1日から4千台分の予約の受け付けを始めたが、3日までに3割の店舗で予約分が完売した。

4日、イオンが格安スマホを発売、シニア層らが購入した(千葉市の店舗)

イオン幕張新都心店(千葉市)で同端末を購入した千葉市の男性(72)は「ずっとスマホが欲しかったが、月額の負担が重いと思っていた。安い商品が出て買う気になった」と笑顔を見せた。

イオンのスマホの端末は米グーグルと韓国LG電子が開発した「ネクサス4」。既存の携帯電話会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)である日本通信の通信サービスを組み合わせる。ネット接続の通信速度は最大毎秒200キロビットと低速で、動画の閲覧には向かず、主な用途としてメールやインターネットサイトの閲覧、SNS(交流サイト)を想定している。

ただ自宅などで無線LAN(構内情報通信網)「Wi―Fi(ワイファイ)」を利用すれば、高速通信で動画も閲覧でき、シニアや学生、主婦らの需要を見込む。イオンリテールのデジタル事業開発部の橋本昌一部長は「今月中に完売できるのでは」と話し、月内にも第1弾の全8千台が売り切れる見通しを示した。

また大手携帯電話会社のスマホは2年単位契約の割引プランが主流で、各社とも途中で契約を打ち切る場合に1万円近い解約金が必要。イオンのスマホでは解約金がかからず端末の未払い分の返済だけで済み、25カ月目からは通信費のみの月1560円で利用できる。

スマホの通信料金は高止まりが指摘されている。イオンは大手携帯電話のスマホも販売しており、「格安航空会社(LCC)の携帯電話版で、消費者のニーズに応じた選択肢を増やすのが目的」(同社)と説明する。格安スマホへの支持が拡大すれば、従来の大手携帯電話会社の料金体系の慣習に一石を投じることにもなりそうだ。

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