ヤシの実から固形燃料生産 大ガス子会社と近大

2014/3/3付
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ヤシの実や種を固めた燃料を試験生産する

ヤシの実や種を固めた燃料を試験生産する

大阪ガス子会社の大阪ガスエンジニアリングと近畿大学は3日、ヤシの実や種からつくる固形燃料を、マレーシアで今夏から試験生産すると発表した。国内の企業や大学が海外生産するのは初めてという。環境負荷の低さを売り物に、石炭燃料の代替品として製鉄所やゴミ焼却炉向けに販売する。

パームヤシの実や種から油を搾った後に生じるごみを、高温高圧で固めた「バイオコークス」を生産する。大ガス子会社が5月末、マレーシアに生産設備を設置する。まず年700トンペースで生産し、7月に日本へ運んで製鉄所などに試験出荷する。3年後に設備を増強し、商用出荷を始める計画。1トンあたり6万~8万円の石炭コークスと同じか安い価格で販売する。

バイオコークスの利用が進めば、二酸化炭素(CO2)や酸性雨の原因となる硫黄成分の排出量を抑えられる。マレーシア国内で年約2千万トン発生するヤシ由来のごみ処理にも貢献できる。

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