シンガポールで日本の4社カルテル認定
■シンガポール競争委員会 日本企業4社がベアリング(軸受け)の販売でカルテルを結んでいたと27日に認定した。このうち不二越、日本精工、NTNの3社に合計約930万シンガポールドル(約7億5千万円)の制裁金を科した。
最初に同委員会に通報したジェイテクトは制裁金の対象外で、後から情報を提供した不二越と日本精工の制裁金も減額された。
制裁金は不二越が756万シンガポールドル、日本精工が128万シンガポールドル、NTNが45万シンガポールドル。日本精工は制裁金について「現在精査中だが支払う方向で検討中」とコメントした。
4社は同国で産業機械のメンテナンス会社などにベアリングを販売している。(シンガポール=菊池友美)