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上品に小腹を満たす オフィスでのおやつ作法

センスアップ

NIKKEI STYLE

ランチを食べてから、数時間。仕事に没頭しているはずが、お腹がグー……。腹が減っては仕事にも身が入らない。でも、周りが仕事に集中しているオフィスで、ゴソゴソボリボリは避けたい。どうすればスマートに小腹を満たせるだろう。

東京の百貨店、松屋銀座本店の藤本紀久子食品コーディネイターは「『おやつ』を食べない人からは、仕事中に何かを食べている姿はサボっていると見られがち」という。大きな音が出たり、臭いが周囲に広がったりする食品は避けたい。

お薦めは「小分けになっていて、一口で食べられるもの」(藤本さん)。最近ではクッキーやカステラなども個包装で食べやすいものが増えていて、簡単に小腹を満たせる。

松屋銀座本店に店舗があるドライフルーツのプログレ(東京都調布市)はパイナップルやイチゴ、オレンジなどを小型の透明カップに入れて販売している。ほとんどは1カップ630円。ナッツ類も含めて約40種から選べる。ドライフルーツはさほど手も汚れず、食べる際に音もたたない。歯応えがあるので食べた満足感もあり、ビタミンやミネラルなど栄養も補給できる。

得意先に持っていくお土産にも気配りが必要。「ようかんなどは、取り分けるナイフと皿が必要で後片付けも面倒。お土産も、手軽に食べられる小型のものを選ぶ方が喜ばれる」(藤本さん)

ちょっとした小物にこだわることでも品の良さを演出できる。茶席などで使われる懐紙はオフィスでも活用できるアイテム。お菓子などをテーブルに置くときに皿の代わりに使えば、ティッシュやコピー用紙を使うより美しく見える。

文具専門店、伊東屋(東京・中央)の銀座本店は数種類の懐紙を販売している。和文具担当の高木さやかさんは「透かしや涼やかな絵柄が入った商品が人気」とオフィスでの利用を薦める。松竹梅の透かし入りは60枚で399円、金平糖の柄入りは20枚で231円。メモ用紙としてや、ちょっとしたお金のやり取りにもさりげなく使える。

[日本経済新聞朝刊女性面2013年8月17日付]

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