米粉用米に供給過剰感 需要追いつかず価格低迷
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パンやめんに使う米粉用米の供給過剰感が広がっている。政府の戸別所得補償制度による補助を受けて生産量は急拡大しているが、需要が追いつかないためだ。産地では在庫が積み上がり、取引価格が2年間で半分以下になったケースもある。政府は米粉用米の増産による食料自給率の向上を掲げるが、産地では生産意欲が低下してきた。
3月初旬、東京都内に全国の関係者約200人が集まった米粉フォーラム。筒井信隆農林水産副大臣は「...
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