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石油、国内在庫は潤沢 民間備蓄放出で不足解消の公算

国内の石油在庫は潤沢にある。しかし、首都圏でも被災地への供給を最優先にしているため、給油所店頭での在庫は払底している。政府による民間備蓄の石油放出の決定を受けて、首都圏ではガソリンなどの品不足は解消する公算が大きい。

15日現在、震災の影響で稼働停止中の製油所は5カ所。JX日鉱日石エネルギー仙台製油所(仙台市、原油処理能力は日量14万5千バレル)、コスモ石油千葉製油所(千葉県市原市、同22万バレル)などで国内処理能力(同約451万バレル)の2~3割を占める。

ただ、現在停止中の首都圏最大級のJX根岸製油所(横浜市、同27万バレル)は「来週にも稼働の再開を目指す」(JXエネルギー)といい、供給能力は大幅に改善する見込みだ。

石油連盟によると、今月5日時点のガソリン在庫量は217万キロリットルと国内消費量の約2週間分の在庫がある。首都圏など東日本の週間消費量は約60万キロリットル、大阪など西日本は約40万キロリットル。一方、週間生産量はそれぞれ約70万キロリットル、40万キロリットルと消費量以上に生産しており、「供給能力と在庫への不安要素はない」(石油連盟)という。

ガソリンなど石油備蓄分放出決定も品不足の解消につながりそうだ。石油在庫を備蓄している大手商社の担当者は「医療機関や教育機関の要請を受ければ、いつでも販売できる」としている。

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