転職市場の回復続く 求人、5月も増加

2010/6/16付
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転職市場の求人数の回復傾向が続いている。正社員の転職を仲介する大手人材紹介会社のまとめによると、5月の中途採用求人数は4月に続いて前年を上回った。医療や電機系など業績が伸びている企業で、技術者など専門職を求める動きが強まっている。

人材紹介最大手、リクルートエージェント(東京・千代田)に5月に寄せられた企業からの中途採用求人数は3万4728人。前年同月比6%増となった。4月に1年10カ月ぶりに前年実績を上回ったのに続き、2カ月連続で前年比プラスとなった。大手のインテリジェンス(同)も5月は12%増と2カ月連続で前年実績を超えた。職種や事業案件ごとの求人件数ベースでは1月から5カ月連続のプラスだ。

求人の増加が目立つのが電機系の技術者や自動車の開発者、医療系の研究者などの専門職だ。3次元(3D)テレビの増産などを背景に、「1つの事業案件ごとの求人数が増えている」(インテリジェンス)という。

ここにきて採用人数が上向いているのは、2008年秋のリーマン・ショック以降、企業側が極端に採用を絞った反動もある。採用を増やす職種によるばらつきもあり、景気低迷の中でも、落ち込みが比較的少なかったIT(情報技術)系や、転職者が減った経理・人事・総務系などの事務系職種は、前年比マイナスが続いている。

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