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ガソリン不足なお深刻 備蓄放出の効果に時間

東日本巨大地震によるガソリンの供給不足はなお深刻な状態が続いている。15日午前、東京都内の給油所では在庫が払底したことを理由に臨時休業を掲げる店舗が目立つ。給油所では常連の顧客に臨時休業の事情を説明したり、進入を防ぐため社有車で敷地を囲んだりする対応に追われた。

給油所の供給不足は、石油元売りからの入荷が細っていることが原因。港区の給油所の社長は「元売りからのタンクローリー車は何とか到着したが通常の2割程度。1~2時間分しかもたない」と苦渋の表情だ。40代の女性の顧客は「どの店舗も閉まっているし、どうしていいか分からない」と途方に暮れていた。

政府は14日、石油元売りに義務付けている石油製品の法定備蓄量を70日分から67日分に引き下げた。法定備蓄量で3日分の在庫を市場に放出することになるが、「物流が地震で相当なダメージを受けており、効果はすぐには出ない」(市場関係者)との見方が強い。

JX日鉱日石エネルギーは14日、室蘭製油所(北海道室蘭市)から関東地方にガソリンなどの石油製品を海上輸送することを検討したが「波が強くて断念した」(同社)という。同社の西日本からの供給も現時点では実現していない。被災地の東北では供給源だったJXエネルギー仙台製油所(仙台市)の火災で出荷が止まり、供給不足が深刻化している。

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