2018年8月19日(日)

カフェで気兼ねなくネバれる限界時間と必要コスト

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2013/8/16 7:00
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 「混雑時のご利用は90分を目安とさせていただきます」。最近都内のカフェなどで長時間の利用を控えるよう促す注意書きが目に付くようになった。外出先でちょっとした作業や試験勉強をしていた人は肩身が狭くなってきた。標準的な注文をした場合、何時間ぐらいなら滞在できるのか。ほかに店員の目を気にせずに過ごせる場所はないのか。調べてみた。

■混雑時は利用制限も

混雑したカフェでの長居は周りの目も気になる

混雑したカフェでの長居は周りの目も気になる

 東京・品川の大井町駅前にあるマクドナルド大井町東口店。店内の1階の目立つ部分に「下記の行為を固くお断りします」というポスターが掲げられている。その中に書かれているのが「飲食目的以外の長時間(1時間以上)の客席の利用」だ。同様の注意書きは混雑時のカフェでも見られる。

 ファストフードチェーン店やカフェチェーン店は来店客へのサービスの一環としてWi―Fiサービスの提供や一部店舗では電子機器を充電するためのコンセント口の貸し出しなどを行っている。日本マクドナルドは全国3265店舗(2013年6月末)のうち約3100店でソフトバンクテレコムのWi―Fiサービス「BBモバイルポイント」に接続できるサービスを提供している。「食事以外でも快適に過ごせる環境を提供する」(同社)のが狙いだ。スターバックスコーヒージャパンも全国約980店舗のうち900店以上でWi―Fiサービスが使える。

 各社は「来店を促すため」(日本マクドナルド)にサービスを始めたが、持ち運び可能なパソコンやタブレット(多機能携帯端末)、スマートフォンの普及でWi―Fiやコンセント口の利用へのニーズは上昇。勉強する学生に加え、空き時間にちょっとした仕事をする人も出てきた。想像以上に長く使う客が増えたことで、利用時間を制限するところが出てきたようだ。

 チェーン店が実際に利用時間を制限するかは「各店の判断に任せている」(スターバックスコーヒージャパン)。サイゼリヤのように事前に告知するところもある。

 実際、1回の注文で混雑時も何時間ぐらい滞在できるのか。各チェーン店に混雑時にどの程度を長時間として判断するかを聞くと「1回の注文で1時間半から2時間」が目安のようだ。仮にコーヒー1杯を注文するとすると、100~500円程度かかることになる。

 先駆けて充電用のコンセント口の貸し出しやWi―Fiサービスを始めた「喫茶室ルノアール」を展開する銀座ルノアールの場合、現在ほぼ全店でWi―Fiサービスが使える。顧客の平均単価は600円前後。原則として、利用時間を制限することはないという。

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