冬商戦本格化で牛肉や鶏卵値上がり
生鮮野菜、流通量増え値下がり傾向

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2010/12/10付
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野菜は多くの品目で値下がりしてきた(東京都小平市のいなげや小平学園西町店)

野菜は多くの品目で値下がりしてきた(東京都小平市のいなげや小平学園西町店)

生鮮食品は冬の定番、鍋物の需要が高まって牛肉と鶏卵の店頭価格が1カ月前に比べ上昇した。天候不順で一時期高騰していた野菜は生育の回復から流通量が増えて下落傾向にあり、鍋に添える機会も増えそうだ。

牛肉値上がりも需要回復力弱い

牛肉はすき焼きやしゃぶしゃぶ向けの消費が増えて小幅に上昇。ただ、景気の先行き不透明感から需要の回復力は弱い。「ほぼ前年並みの売れ行き」(大手スーパー)との声もある。鍋物向け食材としてなじみが薄い豚肉は、一部のスーパーで3割引きなど特売の対象になっている。

鶏卵も1割上昇した。気温低下に伴い、「鍋物向けの家庭の需要が増えている」(鶏卵販売会社)。コンビニエンスストアではおでんのタマゴの販売も好調だ。今夏の猛暑で産卵用の鶏が熱死したのに加え、昨年の価格低迷を受けて春から秋にかけて実施された需給調整事業の影響による供給量の減少も価格を押し上げた。

島根県で発生した高病原性鳥インフルエンザの影響は、食肉、鶏卵とも限定的との見方が多い。消費や供給面への目立った影響は出ていない。

大根やキャベツ、白菜など値下がり

値下がりしてきたのが、タマネギなど一部品目を除いた野菜。大根は中心値で3~4割値下がりしたほか、キャベツも2割程度安くなった。白菜は4分の1カットが130円前後で販売されているが、100円前後で特売にかけるスーパーも目立つ。11月上旬は夏場の猛暑の影響で供給量が減少して高値をつけたが、関東や西日本の冬季の主産地の出荷が本格化してきた。

ただ、秋に収穫して貯蔵したものが出回るタマネギやジャガイモは今年産の不作の影響が残るため、新物が出荷される来春まで高値水準が続きそう。

果物の供給も回復傾向で、リンゴは1カ月前に比べ1割程度下がった。イチゴはシーズンを迎え、11月下旬から店頭に並び始めている。現在は代表的な「とちおとめ」が1パック(300グラム)600~700円。出始めから100円程度下がった。

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