「アップルレート」は1ドル100円 iPad、割安を修正

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2013/6/9付
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 アップルが5月31日にタブレット(多機能携帯端末)の「iPad(アイパッド)」の全モデルの国内販売価格を改定、最大で1万3000円の値上げとなった。円高修正を受けたアップルの為替レート、通称「アップルレート」改定を反映した。同社が今後発売するアップル製品も新レートで日本価格が決まっていく。購入を考えていた人にとってはちょっぴり痛い円安になりそうだが、アップルレートを見る限りこれまでの日本国内の価格が割安だったともいえる。

 アップルはiPadの最上位機種で記憶容量が128ギガ(ギガは10億)バイトモデルを従来より1万3000円高い7万9800円、普及版の16ギガバイトを7000円値上げして4万9800円とするなど、全モデルを値上げした。各モデルの値上げ幅はおおむね1~2割。ヨドバシカメラやビックカメラなど大手家電量販店の販売価格も上昇した。

 ■「予告」されていた値上げ

価格改定した主なアップル製品
iPadミニ(Wi-Fi)
旧価格
(円)
新価格
(円)
値上がり
幅(円)
米国の
価格
(ドル)
16GB28,80032,8004,000329
32GB36,80042,8006,000429
64GB44,80052,8008,000529
iPadレティーナ(Wi-Fi)
16GB42,80049,8007,000499
32GB50,80059,8009,000599
64GB58,80069,80011,000699
128GB66,80079,80013,000799
iPodタッチ
32GB24,80029,8005,000299
64GB33,80039,8006,000399

 31日の価格改定は「突然の発表」として話題になったが、じつは前日に予告されていた。30日に発売されたiPodタッチ(16ギガバイト)の価格がそれだ。従来モデルと比べ本体の背面カメラがないなど、廉価版の位置付けだが価格は2万2800円。30日時点で2万4800円だった32ギガバイトに比べ2000円しか安くなかった。

 「32ギガバイトに比べ容量が半分。背面カメラもないのに、この価格は割高では……」。そう感じた消費者もいたはずだ。だが、iPodタッチ(16ギガバイト)の米国での販売価格は229ドル。日本での販売価格で換算すると、1ドル99.6円で計算された価格設定だった。この新しいレートは翌日発表されたアイパッドなどの価格改定にもそのまま反映されている。

 為替見直しによる価格改定は今回が初めてではなく、円高局面では値下げもあった。直近で2011年7月、アップルは円高を受け最低価格が1本115円だったアプリを85円に下げたことがある。スマホ・タブレット評論家の新田ヒカルさんは解説する。「同アプリは米国で、99セントで販売されていたため、アップルレートが1ドル=116円から、同86円に変更されたということになる」。ただ、当時の実際のドル円の為替レートは1ドル=79円。これをそのまま反映すると、99セントのアプリは78円。当時は実際のレートに比べ1.1倍くらい割高だったことになる。

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