ソチ五輪、フィギュア日本勢のライバルは

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2013/12/1 7:00
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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは6戦を終え、残すはGPファイナル(12月5~7日、福岡)のみとなった。男子は世界王者のパトリック・チャン(22、カナダ)が世界歴代最高得点をたたき出す圧倒的な強さを見せ、女子はファイナル進出6人のうち4人がロシア勢と新風を巻き起こしている。ソチ五輪で日本のメダル争いのライバルとなる海外勢を分析していきたい。

男子、チャンが金メダル最有力

ソチ五輪の男子の金メダル最有力候補は、やはり世界選手権3連覇中のチャンとみていいだろう。GP第5戦のフランス杯では、これまでのチャンの滑りの中でも一番といえるほどの圧巻の演技を見せた。ショートプログラム(SP)で98.52点、フリーでは196.75点、合計は295.27点と、それぞれ自身の持つ世界歴代最高得点を更新する驚異的なスコアをマークした。

これまで数々の名スケーターを見てきたが、スケーティング技術については、歴代のスケーターの中でもトップクラス、いや一番といってもいいかもしれない。チャンはよどみのない流れのある滑りが最大の特徴で、それでいて体全体をつかったダイナミックな動きもできる。チャンの滑りにはぎこちなさはなく、力強く美しい。プログラム全体にリズムと流れがある。体力も技術も高いレベルでなければ到底できないことだが、それを完全にこなしている。

自身をコントロールする術も

彼はジュニア時代からフットワークが巧みで、エッジ(刃)の使い方がクリーンで深い。エッジは深くなる(氷に対してエッジが鋭角になる)ほど振られることが多くなり、次の動作に入りづらくなるものだが、きちんと滑りをコントロールできる。スケートの基礎がしっかりしている証しだ。チャンはシーズン初めにはけっこうミスが多いが、世界選手権など肝心な試合では力を発揮してきっちりと結果を残す。自分自身をコントロールする術を持っている。フィジカル面でも力強さを増し、さらにレベルアップしている印象がある。

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