ザック憂愁 退任表明「責任すべて私に」

2014/6/26 11:04
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1次リーグ敗退が決まったC組の日本代表は25日(日本時間26日)、ベースキャンプ地のイトゥでザッケローニ監督が総括記者会見を行った。同監督はその場で「今回のメンバーも戦術も決めたのは私。敗退の責任はすべて私にある。この代表を離れなければならない」と退任を表明した。

退任表明の記者会見を終え、引き揚げるザッケローニ監督。右は日本サッカー協会の大仁邦弥会長(25日、イトゥ)=共同

退任表明の記者会見を終え、引き揚げるザッケローニ監督。右は日本サッカー協会の大仁邦弥会長(25日、イトゥ)=共同

午後3時からの会見には日本サッカー協会の大仁邦弥会長、原博実専務理事も同席。選手には会見前の昼食の際に辞意を伝えたらしく「いろんな事情があって事態は好転しなかったが、もう一回やっても同じメンバーとスタッフで戦う」との言葉を送ったという。

4年前のベスト16を上回る成績を目指した今大会には「我々全員が自信を持って臨んだ」。それが「(コートジボワールとの)スタートでつまずいて短期決戦ならではの修正の難しさに直面することになった」。日本サッカーの課題として「普段やっているプレーを意図通りに出す」という精神的な強さを求めた。

また、ボール支配率やシュート数など多くの数字で上回りながら1-4と完敗したコロンビア戦を例にとり「何か足りないものがある」とも。

それでも「チームとしての方向性に間違いはない。日本人の技術は世界でも通用する。格上が相手でも勇気を持って戦いを仕掛けるアイデンティティーはできた。そこは継続してほしい」と希望し、足りない何かは「新しい監督が埋めてくれるだろう」と期待した。

4年前の就任時は、ほとんど何も知らなかった日本での暮らしを振り返り「本当に濃密な時間が過ごせた。近くにいてくれたすべての日本の方に感謝したい」と謝辞を述べた。

監督の後任について原専務理事は帰国後に臨時の技術委員会を開いて協議する方針を示した。

イタリア出身の同監督はW杯南アフリカ大会後の2010年8月に代表監督に就任。11年1月のアジアカップで優勝するなど実績をあげ、5大会連続のW杯出場も果たした。しかしブラジルの本大会は1分け2敗の勝ち点1。2大会ぶりの1次リーグ敗退という期待外れの結果に終わった。(イトゥ=武智幸徳)

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