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「被災者から勇気」 元主砲・山崎武司が語る楽天V

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2013/9/26 22:07
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「球団創設から9年でよく優勝したなと思う」。楽天のリーグ優勝決定に、創設時のメンバーの1人である山崎武司(中日)は、新たな歴史を刻んだ後輩たちの活躍に「たいしたもんだ」と目を細める。一昨年まで7年にわたって主砲として新生チームを支えたベテランに話を聞いた。

リーグ初優勝を決め、大喜びの田中(中央)ら楽天ナイン=共同

リーグ初優勝を決め、大喜びの田中(中央)ら楽天ナイン=共同

1年目は2軍レベルだった

――2005年のシーズンから戦いが始まった楽天。プロ野球で51年ぶりに誕生した新球団は文字通りゼロからのスタートをきった。チーム初戦となる開幕のロッテ戦は3-1で勝利するものの、2戦目はなんと0-26で大敗。初年度は38勝97敗1分けの最下位で終わった。

「創設1年目は正直、2軍ぐらいのレベルだったのではないか。バリバリの1軍クラスの選手というのは、岩隈(久志・現マリナーズ)と礒部(公一・現2軍外野守備走塁コーチ)くらい。弱いのは分かっていたけれども、もうちょっと勝てると思っていた。結果的には『しかし、よう負けたな』という思いだった」

「一年一年、ドラフトで入団する"楽天出身"の選手が増えてきて、イーグルスという歴史ができてきた。やっぱり、今や時の人となった田中(将大)が入団してきて、注目度もワンランクアップした気がする」

手応え、1年ごとに上積み

山崎は楽天創設時のメンバー。古巣・中日で今季限りでの現役引退を表明した=共同

山崎は楽天創設時のメンバー。古巣・中日で今季限りでの現役引退を表明した=共同

――チームは徐々に勝ち星を増やし、5年目となる09年には野村克也監督の下で2位となり、初めてクライマックスシリーズ(CS)に進出する。

「1年目より2年目、2年目より3年目という手ごたえはみんな感じていた。負けは負けだけれど、ボコボコにやられていたのが、ボコボコ負けじゃなくなってくる。善戦なんだけれど、ちょっと最後の詰めで負けちゃうなという感じ。そういう部分では1年ごとに少しずつだったけれど、上積みはあったと思う」

「試合内容が変わってきたり、勝ちだしたりするとがらっとチームの雰囲気が変わる。まずは勝つことがチームとしては一番の薬だったのではないか」

「09年のCSの時は、何の根拠もなかったが自信に満ちあふれていた。だから、第一ステージで『ソフトバンクに負けるわけがない』とみんな思っていた。年々蓄えてきた上積みはあったけれど、CS争いができる立場になってくると、もう一皮むけた感じ。あの時は野村監督の思いが選手に浸透し始めており、組織として動けるチームになっていたのではないだろうか」

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