2018年11月18日(日)

メダルの重圧か 浅田真央の信じられぬ連続ミス

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2014/2/20 11:10
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ミスをした後も懸命の演技をする浅田=写真 柏原敬樹

ミスをした後も懸命の演技をする浅田=写真 柏原敬樹

今までに一度も見たことがない浅田真央だった。フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)であれほどジャンプのミスが続く姿も、何が起こったのかわからないという演技直後のインタビューでの表情も。ウオーミングアップの時点では状態は悪くないように見えたが、メダルの重圧が頭から離れなかったのかもしれない。見ているこちらもショックだったし、五輪の怖さというものを改めて教えられた思いだ。

技術点、出場30人のうち27番目

最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回転が足りないうえに転倒した。この失敗だけならまだわかるが、これですっかりリズムを崩してしまった。どこか痛めたのかというような動きで、続く3回転フリップにも一度止まってから無理やり入っていった感じ。高さが出ずに回転不足となり、3つ目のループのコンビネーションジャンプもコントロールできずに単発の2回転となった。

この3つのジャンプの基礎点は合計20.7点。18.7点の金妍児らよりも高く、さらに出来栄えによって加点を得られれば大きな稼ぎどころとなるはずだった。それが現実には3つとも失敗で、合わせて7.8点しか得られなかった。技術点の22.63点は出場30人中27番目という信じられない結果だ。

鈴木はジャンプに本来のリズムで入っていけなかった

鈴木はジャンプに本来のリズムで入っていけなかった

そんな中でも演技構成点だけを見れば、全体の4番目の33.88点だった。最高点のカロリナ・コストナーと比べても差は2.75点しかない。あれだけミスがあってもそれだけ評価されるのは、高いスケーティング技術が認められているということ。

その点を考えれば、リスクのあるトリプルアクセルを回避すべきだったという意見もあるかもしれない。確かにトリプルアクセルなしでも、ミスなく滑ればある程度の点を確実に取ってメダル争いはできたはず。彼女がまだ若く、これからの選手なら佐藤信夫コーチもやらせなかっただろう。ただ、彼女にとってトリプルアクセルは1つの武器だし、周囲も「アクセルの真央」という見方をしている。集大成として五輪で跳ぶんだという本人の思いを誰も否定はできない。

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