激戦のフィギュア日本勢、火蓋切る五輪代表争い

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2013/10/17 7:00
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表現面の成長を感じさせ、一皮むけた印象がある小塚崇彦

表現面の成長を感じさせ、一皮むけた印象がある小塚崇彦

小塚崇彦(トヨタ自動車)は昨季は足の故障などに泣いたが、スケートを滑るシャープさは世界的にも高く評価されてきた。どうブランクを克服するかがカギだったが、ジャパンオープンでは持ち味は出ていたし、4回転ジャンプも回転の心配はいらないような感じだった。あとは試合勘だけだろう。

表現面も成長を感じさせる。昨季くらいから全身をつかって表現するような動きが出てきたし、技と技のつなぎの動きに変化が見られる。優等生タイプで、もうちょっとアクが欲しいなと思っていただけに、一皮むけた印象がある。

織田に安定感、メンタル面も充実

織田信成(関大大学院)も左膝のケガからカムバックしてきた。膝と足首が柔軟で、もともとジャンプの失敗が少ないうえに、安定感が出てきた。技術的なこともそうだけど、結婚して子供もできてメンタル面でも充実しているように見える。表現面でも彼らしい持ち味を存分に出している。

今季のフィギュアGPシリーズ
日程大会出場日本選手
10月18~20日スケートアメリカ高橋、小塚、町田、浅田、リード組
25~27日スケートカナダ羽生、織田、無良、鈴木
11月1~3日中国杯小塚、村上
8~10日NHK杯(東京)高橋、織田、無良、浅田、鈴木、宮原、高橋・木原組、リード組
15~17日フランス杯羽生
22~24日ロシア杯町田、村上、宮原、今井、高橋・木原組
12月5~8日GPファイナル(福岡)GP6戦合計得点の上位6選手・組

高橋、羽生、小塚、織田は技術面で大差はなく、横一線の状態と言ってもいいだろう。その4人を追うのが無良崇人(岡山国際スケートリンク)だ。昨季はGPシリーズで初優勝し、世界選手権にも出場して経験を積んだ。パワーのある選手で、特にジャンプは高さがあって素晴らしいものがある。滑りに伸びがなかったけれど、この1年くらいでだいぶ改善された。同じようなミスをするのが気がかりだが、体の使い方に柔らかさが出てくればさらによくなるだろう。

力ついてきた町田、表現力が武器に

無良と同じく昨季GPシリーズ初優勝を飾った町田樹(関大)は、「世界のトップ10」に入ったことがなく、5選手からはやや引き離されているように映る。滑りはどちらかというとパワーで動く感じで、もう少しシャープさが欲しいところ。それでも表現力はあるし、着実に力がついてきている。ソチ五輪はプログラム勝負でもあり、表現力は大きな武器になるはずだ。

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