2019年7月18日(木)

楽天・星野監督、連覇に欠かせぬ「新チルドレン」
スポーツライター 浜田昭八

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2014/1/12 7:00
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「2013年の日本一は年内で終わり。14年は改めて挑戦者の姿勢を貫く」と、楽天・星野仙一監督はきっぱりと宣言した。ハワイへの祝勝旅行に喜ぶ選手と家族の姿に顔をほころばせたが、厳しい状況を思うと浮かれてはいられない。

24勝無敗、エース田中が抜ける穴

24勝無敗のエース田中将大と、打率2割9分2厘、28ホーマー、93打点の5番打者マギーが抜けた。大リーグ通算150ホーマー、元ヤンキースのユーキリス内野手、元レンジャーズの左腕ブラックリーを獲得した。

さらに、元ソフトバンクの救援投手ファルケンボーグをとり、オリックスとのトレードで内野手の後藤光尊も獲得した。だがこれで、大きく開いた穴を埋めることができるだろうか。

9選手を指名したドラフトでは、8人までが投手だった。高校生ナンバーワン左腕の松井裕樹(桐光学園)をはじめ「重点ポイントの左腕を中心に狙い通りの指名ができた」と星野は満足した。

だが、「オレの次の監督が喜ぶ補強だな」とも言った。即戦力というより2、3年は鍛えなければならない投手が多いからだ。24勝投手の穴をカバーするのは容易でないと覚悟している。

大きな誤算、新人則本がカバー

13年は「クライマックスシリーズ(CS)出場を逃したら切腹する」と大見えを切って臨んだ。だが、色々な誤算に苦しんだ。最大の誤算は「5投手で45勝」と願った塩見貴洋、戸村健次、釜田佳直、辛島航、菊池保則の故障だった。結果は1人が未登板、4投手で9勝を挙げただけ。

この誤算を新人則本昂大がカバーした。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加した田中に代わって開幕投手に選ばれ、1年間ローテーションを守った。15勝して新人王。「則本がいなかったらと思うとゾッとする」と星野は言い、田中とともに投手陣の功労者に挙げた。

打線ではマギー、ジョーンズの4、5番が元大リーガーらしい働きを見せた。マギーの勝負強さが光ったが、ジョーンズも4番に定着して見事に存在感を示した。

打率は2割4分3厘だったが、120四死球はリーグ最多。94打点はチーム最多だった。長打力を誇示したがる外国人選手は多いが、ジョーンズは個人プレーに走ろうとしなかった。星野はその姿勢を高く評価した。

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