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卓球日本、王者・中国に挑む 7日夜に女子団体決勝

卓球女子の日本が7日、頂点をかけて団体決勝に臨む。相手は強力な攻撃力を誇る中国となった。いまの日本には高い壁をも乗り越えそうな勢いがあるが、世界に君臨する王者相手にどこまで抵抗できるか。

シンガポールを破って決勝進出を決め、福原(手前)と抱き合う石川=共同

日本卓球史上、初のメダルを確定させた準決勝。試合後、福原は「ずっとシンガポールとの対戦をイメージしてきた」と力を込めた。この国に勝つため、準備を重ねたと言っていい。村上監督は「北京後からの4年計画だった」と話す。

2人の言葉を深読みすれば、卓球王国・中国を打ち破ることの困難さが透けて見える。「(中国戦は)最初に出る人が1点を取って、1ゲームでも多く積み重ねる」と村上監督。目の前の一打にとにかく集中する。それが唯一の対策だ。

力量差は国際卓球連盟の世界ランクに如実に表れている。1~4位の選手が獲得ポイントで抜け出ていて、全員が中国選手。日本勢は石川が6位、福原は7位だが実力は遠く及ばない。シンガポールも欧州の代表も中国からの帰化選手というのが卓球界の現実だ。

とはいえ、いまの日本チームには、従来にないまとまりと勢いがある。福原の落ち着き、石川の活発さ。最初の目標だったシンガポール戦は「当たって砕けろ」が合言葉だったが、砕けるどころか、完勝で自信を増して3人の結束が固まった。

技術面で光るのがサーブだ。福原も、石川も、長短織り交ぜたサーブを操り、うまく試合をコントロールしている。サーブで相手を揺さぶり、先手を取って慌てさせられれば、それぞれの戦いで接戦に持ち込める可能性はある。

かつて「卓球王国」と言われながら、低迷期が長かった日本にとって、メダル獲得は悲願だった。「みんなのメダル」(福原)を手にした以上、決勝の舞台で失うものはない。個人の金銀を独占した「中国」という名前に気後れせず、伸び伸びと腕を振り、激しく足を動かし、思い切り跳ね回ればいい。「五輪は何が起こるかわからない」と福原。勝利の女神はひたむきな姿にほほ笑むはずだ。(北西厚一)

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