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日本電産社長「スピードスケート界、力結集の時期」

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2013/10/8 7:00
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ソチ冬季五輪開幕まで4カ月。1957年創部の日本電産サンキョースケート部は前回2010年バンクーバー大会でメダル2個を獲得するなど、スピードスケート界の名門中の名門だ。同部を支える日本電産サンキョーの親会社、日本電産の永守重信社長(69)に、スケート部への思いや「企業とスポーツ」の関係などを聞いた。

インタビューに答える永守社長

インタビューに答える永守社長

伝統ある競技、絶やすことできぬ

――日本電産が、スケート部を持っていた三協精機製作所(現・日本電産サンキョー)を傘下に収めて10年。再建にあたってスケート部を廃部にするという見方もあった。

「三協精機が潰れかかっていたから、真っ先にスケート部をやめると思われていたようだ。僕もあまりスケートのことは興味がなかったが、スポーツ界の歴史などを勉強してみると、いろいろとわかってきた。このスポーツはマイナーだが、歴史的にみて日本のスケートは何度も五輪でメダルを取ってきたスポーツだ」

「野球チームなら廃部となってもほかのチームがいっぱいあるが、スケート部を廃部にすると選手の受け皿がなくなってしまう。スケート部をやめるということは、日本が長年やってきた伝統あるスケートがなくなるということを意味していた。全部丸抱えで、私財を投げ打ってでもスケート部を続けようと思った」

スポーツ界に甘さ、「1番以外はビリ」

――バンクーバー大会ではスピードスケート男子500メートルで長島圭一郎が銀メダル、加藤条治が銅メダルと日本電産サンキョー勢が2つのメダルを獲得した。

「僕は『1番以外はビリ』という考えを持っている。金メダルと銀メダルでは雲泥の差がある。銀メダルだったら、表彰式ではよその国の国旗が揚がり、よその国の国歌が流れる。それだけ金と銀では重みが違う」

「メディアの中には五輪で5位や6位入賞でもバンバンと選手を持ち上げて、『それでいいんだ』と思ってしまう選手もいるが、そこにスポーツ界の甘さがある。会社に置き換えると、トップシェア、1番が何より大切であって、3番にもなるとシェアはない。だから選手は1番を目指さないといけない」

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