心臓の動き3D動画化 国立循環器センター、患者への説明に

2012/6/4付
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複雑な心臓の動きを簡単にパソコンで3次元動画にできるシステムを国立循環器病研究センター(大阪府)や理化学研究所基幹研究所(埼玉県)、滋賀医科大などのグループが開発し、米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

グループによると、これまでも同様のシステムはあったが、スーパーコンピューターなどを使った大掛かりな計算が必要で、臨床の場で手軽に利用できなかった。

同センターの中沢一雄研究情報基盤管理室長は「イラストでは伝わりにくい心臓の動きを医師が患者に分かりやすく説明するのに役立つ。秋には実用化できれば」と話している。

今回のシステムは、約7千パーツに心臓を分け、鼓動で心筋が伸縮するパターンや成人の標準的な心臓をモデルとしてあらかじめ入力。心電図検査で得た心拍のタイミングを入力すれば、鼓動する様子をそれぞれの患者ごとに再現できる。

全方向から観察可能。動画は切り取ることができるほか、心臓の一部を黒く塗りつぶせば、心筋梗塞で筋肉が壊死(えし)した場合の動きを表せる。

中沢室長は「小児の先天性疾患の心臓モデルもつくりたい」としている。〔共同〕

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