15歳未満の出産200万人 国連、少女の権利保護を訴え

2013/10/31付
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国連人口基金(UNFPA)は31日までに、思春期の妊娠に焦点を当てた2013年版の世界人口白書を発表した。途上国では年間730万人の18歳未満の少女が出産し、うち200万人が15歳未満とみられると指摘した。

UNFPAのオショティメイン事務局長は「思春期の妊娠は教育などさまざまな権利を失う。少女たちが持つ潜在能力を生かすためにも権利の保護が大切だ」と訴えた。

白書によると、別の調査では世界全体で15~19歳の少女が出産した子供は年間1310万人。15歳未満については実態の把握が難しいが、10代の出産の大半は途上国が占めるとみられる。

15~19歳の出産はニジェールやチャド、マリといったアフリカの国々や南アジアのバングラデシュなどが多かった。ニジェールは千人当たり199人に上るが、日本は5人にとどまる。

15歳に満たない年齢での妊娠について白書は「熟慮の上での選択ではなく、貧困や地域社会の圧力、性暴力の結果だ」と批判し、政府や地域社会の取り組みを促した。

世界の人口は71億人を超え、国別では中国の13億8600万人が最多。12億5200万人のインド、3億2千万人の米国が続き、日本は1億2700万人で10位だった。〔共同〕

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