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小川国夫の未発表小説 静岡の自宅書斎で発見

小説「アポロンの島」などで知られた作家の小川国夫さん(1927~2008年)の未発表小説の原稿が、静岡県藤枝市の自宅で見つかった。

資料の整理を依頼されていた桜美林大准教授の勝呂奏さん(57)が09年ごろ、小川さんの書斎で二つ折りになった自筆原稿のコピーを見つけた。小説は400字詰め原稿用紙で約190枚分。題名はなく未完で、生原稿も見つかっていない。

戦時中に学徒動員された小川さんの経験を投影したと思われる少年が主人公。姉や母、少年が働く工場にやってきた若い将校を巻き込んで物語が展開する。

小川さんの元担当編集者で原稿を精査した作家の青木健さん(68)は、使用された原稿用紙や裏書きされたメモから、小川さんが1975年前後に執筆したと推定している。

小説は、12月5日創刊の季刊誌「アナホリッシュ国文学」(響文社東京分室)が、6回程度に分けて掲載する。編集長の牧野十寸穂さん(70)は「世界に対する不安感を揺れる波に投影し、死もテーマにしている。完成度が高い第一級の小説です」と話している。〔共同〕

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