2019年2月21日(木)

JOC「調査不十分」柔道告発 全柔連、追加処分も

2013/1/31付
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ロンドン五輪代表を含む女子柔道の15選手が園田隆二代表監督(39)らの暴力行為を告発した問題で、全日本柔道連盟(全柔連)は30日、園田監督と男性の代表コーチを戒告処分にしたと明らかにした。日本オリンピック委員会(JOC)は記者会見で調査が不十分との認識を示し、早急に選手からの聞き取りを行うよう全柔連に求めたことを明らかにした。パワハラの例として「死ね」などの暴言を挙げた。

全柔連関係者によると、戒告処分は2人を含めた女子強化スタッフの6人だった。

全柔連の上村春樹会長は同日午後に記者会見し、園田監督を留任させると改めて表明したが、今後の調査次第で新たな処分を科す意向も示した。

全柔連によると、園田監督の暴力について最初に情報が寄せられたのは昨年9月。2010年8月~12年2月に計5件、平手で頬をたたいたり、胸をこづいたりしたとの内容で、監督自身も大筋で認めたため、昨年11月10日付で厳重注意とした。同28日には暴力を受けた1人の女子選手に監督が謝罪し「収束したと判断した」という。

その後、12月10日にJOCから、選手15人による告発文書が届いたと連絡を受けた。全柔連は改めて園田監督とコーチから事情を聴き、1月19日付で戒告処分とし、25日にJOCに報告した。

30日に記者会見したJOCの市原則之専務理事らによると、告発文は「練習中に『死ね』などと言われた」と訴えていた。選手の連名で届いた嘆願書は監督人事見直しや第三者による調査などを求める内容だった。

また、1月には2回にわたり、延べ9人の選手がJOCに説明に訪れた。平真JOC事務局長は「選手から怖かった、不安があったとの声を聞いた」としている。

JOCは「選手が名前を出すことを希望していない」として全柔連に選手名を告げていない。今後、了承を得られた選手の氏名を全柔連に伝えるとともに、JOC関係者も同席して聞き取りを進めるよう求めている。

戒告処分は6人

全柔連が戒告処分にしたのは園田監督を含むコーチら女子強化スタッフ6人だった。全柔連関係者が30日明らかにした。

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