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「ニホンウナギ」明記を、水産庁方針 外来種と区別

水産庁は30日、ニホンウナギを原料に使ったかば焼き製品に「ニホンウナギ」と明記するよう求める方針を示した。減少しているニホンウナギの相場上昇を受け、国内でも外来種の養殖が進んでいる。しかし、現行の表示法では外来種を国内で育てれば「国産ウナギ」となる。品種の表示を促し、消費者の混乱を避ける狙いだ。

スーパーなどのかば焼き製品はニホンウナギのほか、ヨーロッパウナギなども原料にしている。ただ現行の表示規定では養殖した産地のみを表示し、品種を問わず「国産」「中国産」などと記されている。

ニホンウナギの相場高騰を受け、日本や中国では東南アジアや北米原産種の養殖が広がっている。水産庁はニホンウナギ以外の品種の明記は求めておらず、今後は「国産ニホンウナギ」「国産ウナギ」との記載が店頭で混在しそうだ。

かば焼き製品を扱う佳成食品(東京・千代田)の森山喬司社長は「来年はニホンウナギ以外を原料にしたかば焼きが本格的に出回る可能性が高い。多少の混乱は避けられないだろうが、徐々に浸透していくのではないか」と話している。

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