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iPS細胞で不整脈再現 京大、心筋シートで

京都大の中辻憲夫教授とコンスタンチン・アグラゼ教授らは、ヒトのiPS細胞から作った心筋(心臓の筋肉)細胞のシートに不整脈の症状を起こすことに成功した。命を落とすことにもなる不整脈の仕組み解明や新薬開発に役立つ成果。研究論文が欧州心臓病学会誌に1日掲載される。

iPS心筋細胞で再現したのは、心拍数が1分間に100回を超える頻脈性不整脈の一種。

研究チームは既存の手法でヒトのiPS細胞から心筋細胞に成長させ、直径12ミリメートルのシート状にした。細胞数が15万個以下に収まるように培養して電気刺激を加えると、不整脈に特徴的な信号の伝わり方を示した。

頻脈性不整脈の治療に使う「カリウムチャネル阻害剤」を投与すると、信号の乱れが収まった。細胞間の構造は生体に近く、不整脈の仕組み解明や新薬開発に役立ちそうだという。

従来の新薬開発では、動物の心筋細胞を使って新薬候補物質の安全性や効果を評価していた。ヒトと動物では反応が異なるため、iPS細胞でヒトの心筋細胞を作る技術が求められていた。

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