特集「大震災 再生へ」内の記事のうち、福島原発事故関連の記事は特集「福島原発 遠い収束」に、被災地の復興に向けた記事は特集「震災復興」にそれぞれ移転しました。

仮設支える大黒柱 自治会長たちの戦い(震災取材ブログ)
@宮城

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2013/10/11 7:00
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東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅では「自治会」が大切な役割を担う。イベントを開いて住民同士の結束を強めたり、行政やボランティアとの連絡役になったり、コミュニティーの要になっている。なかでも自治会長は重責。各地の仮設住宅を訪ね、自らも被災者の自治会長たちの責任感の強さを実感した。

仮設住宅の集会所でカレンダーに催しの予定を書き込む佐藤政信さん(9月30日、仙台市宮城野区)

仮設住宅の集会所でカレンダーに催しの予定を書き込む佐藤政信さん(9月30日、仙台市宮城野区)

約30世帯が入居する仙台市の「高砂1丁目公園仮設住宅」。10余りのボランティア団体が定期的に訪れ、お茶会や絵画教室を開いて被災者たちを励ましている。「遠方からも来てくれて本当にありがたい」。自治会長の佐藤政信さん(67)は感謝する。

佐藤さんがボランティアの人たちに出した礼状は数百通。支援が長く続いてほしいという思いを込める。

「みんなで体を動かそう」と住民に呼びかけ、昨年5月に宮城県栗原市の農園を借り、野菜作りにも励む。「仮設住宅を出るまで全員が健康でいる」ことが目標だ。

自治体との協議、住民からの相談や苦情、集会所の管理……。自治会長に求められる仕事は多く、携帯電話にはひっきりなしに連絡が入る。交通費や携帯電話の通話料など自治会長としての出費がかさんでも、無給の自治会がほとんど。他の仮設住宅の自治会との会合のため、毎月数回約20キロを車で往復しているという自治会長は「ガソリン代がきついね」と苦笑いする。

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