イスラエルで蜷川さん舞台 歌舞伎手法などで演出

2012/12/30付
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【テルアビブ=共同】東京芸術劇場とイスラエルのテルアビブ市立カメリ・シアターが共同制作し、蜷川幸雄さんが演出した舞台「トロイアの女たち」が30日、同シアターで上演された。

イスラエルに暮らすアラブ系、ユダヤ系の俳優と、白石加代子さんや和央ようかさんら日本の俳優が、それぞれの言語で共演。劇場内には、へブライ語、アラビア語、英語という3言語の字幕が設置された。

蜷川さんは、東洋の文化を融合させてエウリピデスのギリシャ悲劇を演出。場面転換には、拍子木の音や、幕を床に落とす「振り落とし」という歌舞伎の手法を用い、クライマックスでは韓国の伝統芸能「パンソリ」で舞台を盛り上げた。

上演後、満席の観客が総立ちになり拍手を送った。蜷川さんは「(紛争が起きている)渦中に入って仕事をするのは大変だった。文化的、歴史的背景が異なる人が譲り合いながら一つの作品を創り上げることができてよかった」と話していた。

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