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トルーマン元米大統領の孫、広島・長崎訪問へ

【ニューヨーク=共同】1945年の広島、長崎への原爆投下を命じたトルーマン米大統領(当時)の孫クリフトン・トルーマン・ダニエルさん(55)が、8月2日から日本を訪れる。訪日を前に、核兵器が二度と使用されないように尽力することが同大統領の子孫としての「(道義的)責任」だと感じていると述べた。米シカゴの自宅で共同通信のインタビューに答えた。

ダニエルさんは同6日に広島、9日に長崎の平和式典にそれぞれ参加し、被爆者や学生らと交流、原爆資料館も訪れる予定で「興奮と同時に緊張している」という。

ダニエルさんによると、トルーマン大統領の家族が両式典に参加するのは初めて。ダニエルさんは新聞記者を経て、98年から今年までシカゴ市立ハリー・S・トルーマン大の広報担当ディレクターを務めた。

ダニエルさんは2000年ごろ、白血病を患い被爆10年後に12歳で亡くなるまで鶴を折り続けた佐々木禎子さんの兄雅弘さん(71)から電話をもらい、広島訪問を打診されて以来、訪日を真剣に検討し始めた。

10年5月にニューヨークで雅弘さんと面会、禎子さんが折った最後の鶴を手に取った時「言葉では言い表せない」感情に襲われ、既に決めていた広島、長崎訪問を必ず実行に移すと決意したという。

ダニエルさんは「祖父は原爆使用を命令した後、その破壊力に戦慄した」と指摘。自分が「平和式典に参加し、被爆者の話を聞いて世の中に広め」、核兵器廃絶に向けて少しでも貢献することが「祖父の遺志を継ぐことになる」とした。

原爆投下決定の是非については「多くの米国人の命が救われ、多くの日本人の命が奪われた。戦争中に良い選択というものはない。正しいか間違っているかではなく、難しい問題だ」と説明した。

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