2019年1月24日(木)

石巻市立病院、仮設住宅密集地に仮診療所 31日から診療

2012/5/30付
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東日本大震災で被災した宮城県石巻市立病院は30日、同市開成地区に仮診療所を開いた。同地区は約1900戸(約4600人)の仮設住宅が密集している。同日の開所式で亀山紘市長は「市民の健康に対する不安の解消と潜在化する医療ニーズに応えていきたい」とあいさつした。診療開始は31日。

プレハブ平屋の診療所(約370平方メートル)内には薬局も併設。常勤医2人と看護師ら計14人の態勢で、平日昼間に内科の外来に対応する。同病院の看護師がこれまで仮設住宅の巡回で把握した入居者の健康情報などを基に、週2日の訪問診療も実施する。

所長に就いた長純一医師(45)は長野県の過疎地での診療経験が長い。「高齢者の健康維持はもちろん、顕在化しにくい若年層の心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつなどにも目を向け、ボランティアと連携して対応したい」と話す。

近くの仮設住宅に1人で暮らす須藤はま子さん(74)は「足腰が悪いが、近いので歩いていける。そばにお医者さんがいるのは安心」と話した。

石巻市立病院は津波で1階が水没。昨年4月、旧市役所分庁舎に仮診療所を設け、今年2月末まで診察を続けてきた。市は2015年度中にJR石巻駅前に同病院を再建する計画。

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