2019年9月20日(金)

私大の4割が定員割れ 少子化で入学者減少
3年ぶり悪化、経営なお厳しく

2011/7/29付
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今春、四年制の私立大学で定員割れしたのは全体の39.0%となり、前年度に比べ0.7ポイント悪化したことが29日、日本私立学校振興・共済事業団のまとめで分かった。悪化は3年ぶり。少子化で入学者が減少しており、経営環境は依然厳しい。

調査は5月1日現在でほぼ全ての私立大572校のデータを集計。総定員は45万2997人で、前年度に比べて0.5%増えた。一方、入学者数は48万1955人で1.4%減った。

定員割れの大学は5校増え223校。定員に占める入学者数の割合を示す「定員充足率」が5割未満なのは16校で3校増えた。

地域別では、千葉県、愛知県を除く東海、四国で定員充足率が改善したが、他地区は軒並み悪化。宮城県は3.0ポイント、同県を除く東北は4.7ポイントそれぞれ悪化した。同事業団は「他地区も落ち込んでおり、東日本大震災の影響はそれほど大きくなかった」としている。

大学の規模別では、定員600人以上の大学は充足率がいずれも悪化。100人未満と、500人以上600人未満の小・中規模の大学はわずかに改善した。

学部別の志願倍率は医学が23.4倍で1.1ポイント上昇。栄養士や教員の資格が取りやすい家政学や教育学も上昇した。理・工学系も0.4ポイント上昇し8.5倍に。法や経済を含む社会科学は7.1倍で0.3ポイント低下した。

私立短大の定員割れは66.6%で前年度より4.1ポイント悪化。定員充足率が5割を下回っているのは16校で横ばいだった。

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