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レモン成分に脂肪肝抑制効果 三重大チームが発見

三重大学は30日までに、レモンに含まれる成分に脂肪肝を抑制する効果があることを発見したと発表した。脂肪肝は肝硬変や肝臓がんの原因になるとされる。研究チームの田中利男教授は「メタボリックシンドロームなどの予防に結びつく新しいメカニズムが明らかになった」と話している。

田中教授とポッカサッポロフード&ビバレッジ中央研究所との共同研究。

研究チームは、中性脂肪が低い人が多いとされる地中海沿岸でレモンが多く摂取されていることに着目。DNAの配列などが人間に近い熱帯魚ゼブラフィッシュに高脂肪食を与えて実験した。レモンに多く含まれる「エリオシトリン」と呼ばれる成分を与えたところ、与えない場合に比べ中性脂肪が約3分の1少なくなった。培養したヒトの肝細胞でも同様の結果が得られた。

さらに、エリオシトリンでミトコンドリアの生成が活発になることなどを発見。ミトコンドリアが何らかの形で脂肪肝の抑制に関わっていることも分かった。

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