2019年2月23日(土)

橿原の「磐余池」、13世紀には水田として開発

2012/6/29付
保存
共有
印刷
その他

日本書紀や万葉集に登場する「磐余池(いわれいけ)」との説がある古代のため池遺跡(奈良県橿原市)を調査中の同市教育委員会は29日、池が13世紀(鎌倉時代)に池としての役割を終え、水田となっていたことが分かったと発表した。池の変遷を探る手がかりとなりそうだが、池の築造時期を探る手がかりは今回、発見されなかった。

6世紀の堤の遺構が昨年末に見つかった付近で、今回改めて当時の池底を確認。堆積した土層の上を水田として開発した痕跡があり、耕作土から13世紀の土器が見つかった。

同市教委は「少なくとも600年以上、池として利用した後、水田開発のために堤を壊して水を抜いた」とみている。

日本書紀によると、周辺には履中天皇や継体天皇らの宮殿があったとされる。磐余池は5世紀には存在したと考える研究者には、このため池遺跡について「6世紀のもので、磐余池ではない」との見方もある。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報